2024年07月04日トピック
NHKクローズUP現代7月3日放送「家が建たない?修理できない!?大工不足で住宅トラブル 」
7月3日NHKの番組、クローズアップ現代で大工さん不足の特集がありました。
木造住宅の建築や修理などを担う大工は、この20年で半分以下に減少。人手不足や技術不足によるトラブルは相次ぎ、建築物の調査会社の統計では、診断した住宅の7割以上で不具合が見つかっている。専門家は、大工不足を引き起こす原因には、時代遅れの労働環境や住宅産業構造の変化などがあると指摘する。そうした中、勤務制度や技術継承の方法を改善し、人手不足を解消する取り組みも。住まいも大工も守るために必要なものとは?
クローズアップ現代 家が建たない?修理できない!?大工不足で住宅トラブル – 動画配信 (nhk-ondemand.jp)
大工さんが減少する中で何が起こっているかにフォーカスした内容でした。
番組は、一般生活者から業界、行政に訴えています。
番組の中でインタビューに答えている大工さんの言葉に胸が痛くなります。
「こどもが大工をやると言ったら止める。やらない方がいいよとはっきり言うと思います」
職人さんたちが置かれている厳しい環境、状況が伝わってきます。
ものづくりは夢ややりがいが最大の魅力なのですが、
自前利益だけを追いかける業界の体制、体質が魅力を失わせています。
法での規制も始まっています。
職人さんの働く環境改善に社員化を紹介していました。
小規模の会社では受注の安定性等課題は少なくありませんが、進めていくべき方向です。
職人さんの社員化は特に大手、中堅会社が進めているようですが、
職人さんの自己主張、夢の実現は元請けの社員化だけでなく、
生活の安定は必須とする中で、多様な道が創造されてほしいと願います。
職人さん課題はいよいよここまで来てしまいましたが、みんなで知恵を絞れば
きっと未来ある答えが見つかると思います。
番組には、現場の大工さんの声がたくさん届いているようです。
それが未来への希望の声に変わるようみんなで頑張りましょう。