お知らせ

2024年11月08日未分類

能登と職人さん

大きな地震、そして大きな水害、重なった2つの大きな自然災害。

1月1日の地震からもうすぐ1年、大きな水害から1か月半経過しています。

被災地には多くの職人さんたちが応援に入りました。

そして、今もたくさんの職人さんたちが頑張って下さっています。

しかし、地震、水害による被災された住まいは多くの職人さんたちを必要としてます。

 

現地の友人の案内で珠洲、そしてバスに乗って輪島と回って9月21日、金沢を離れた朝、あの豪雨でした。

その豪雨を知ったのは、家に向かう電車の乗ってからかかった家からの電話でした。

前日は輪島市内でした。被災された市内を歩いて回っていました。

なんということに。

金沢市内から奥能登まで車で3,4時間。

その数時間に天候は大きな違いを見せていました。

 

10月に入ってもう一度能登に出かけました。今度は1日ですがボランティア参加でした。

ボランティア参加には事前登録が必要でした。金沢駅からボランティアバスが送迎してくれます。

朝、六時過ぎに行先別にバスとボランティアの人たちが集まってきました。

私が選択した場所は門前七浦地区でした。海岸線が大きく隆起したところでした。

つい先日まで道路が通行止めになっていて、孤立状態だったそうでした。

現地で社会福祉協議会の方のお話がありました。

地震後のボランティア活動のめどがつきかけたところに

水害が襲って、再びボランティアの方の助けが必要になってしまった。と。

 

ボランティアの作業にはルールがあります。

プロの仕事の範囲や危険と思われる作業はできません。

泥で汚れた部分のブラッシング、ほこりの養生、家材の移動などなど、人海戦術のボランティア作業。

ボランティア作業が職人さんの仕事の事前準備となっていると思いました。

 

「職人さんが足りない」、現地の切実な声です。

災害が起きると、職人さんの存在が表面化します。

周りの職人さんたちからも「能登応援にいっていたよ」と言われます。

でも、自分の仕事を抱えていて自由にならないこともわかります。

被災された方の事情に合わせ、職人さんの仕事とボランティア作業が

うまく連携できるといいなあと思いました。

 

ボランティア作業が終わって、支援金募集の案内をいただきました。

令和6年能登半島地震輪島市災害ボランティア活動支援金

奥能登までは距離があります。ボランティア送迎バスのチャーター費も掛かります。

職人さん作業への準備支援にもなります。

どうぞよろしくお願いいたします。

門前に向かうバスから見たのどかな里の風景です。

向こうの山際に、屋根にブルーシートがかかった家々がみえます。

職人さんたちを持ち望んでいるブルーシートです。

 

ボランティア活動された方の集合写真撮影で

皆さんそろって右手の親指をまげていました。その時は?でした。

帰りのバスで気が付きました。能登半島は左手親指の形に例えられていること。

なぜ右手。写真だと右手の親指でなければ反対になってしまうのでした。

災害が起こった時、起きる前、どちらも職人さんの仕事が大事になっています。

「職人さんの汗と夢」進めていきます。

 

 

令和6年(2024年)能登半島地震・石川県災害ボランティア情報特設サイト

https://prefvc-ishikawa.jimdofree.com

石川県災害対策ボランティア本部