2024年06月20日
畳がやさしく包んでくれる大野木荘さん
木と畳のぬくもり
先週、静岡市梅ヶ島コンヤ温泉、大野木荘さんに泊まりました。
木と畳のぬくもり・・そして4つの貸し切り温泉とアマゴやワサビ等が活きた梅ヶ島らしいお料理。
このフレーズに誘われるように出かけました。
静岡駅から約50㎞、車で約1時間ちょと、安倍川に沿って登っていきます。
梅の木が並ぶ場所から少し先の山間に大野木荘さんが見えてきます。
上の写真は外観感です。
写真を撮り忘れましたのでHPから拝借しました。
リフォームされて、杉桧の木がとてもきれいなお宿です。
玄関を入ると畳が敷かれたホールが広がっています。
「木と畳のぬくもり」・・確かに。
ここはへりなし畳です。
人通りの激しいホールには強度のある琉球たたみがいいですね。
4つのお風呂につながるローカの畳は、ソフトな和紙畳かも?
おかみさんが「この宿には5種類の畳が使用されていますよ」と
説明してくださいました。
私たちの部屋は「ひのき」の間です。21畳の大きさです。
ここには市松に織ったたたみが敷かれていました。
畳のつくり様は職人さんの知恵が活かされます。
畳の上でごろん・・当たり前にあった日常の感覚
着物の帯をヘリに使用したおしゃれな畳の部屋もあるようです。
この写真もHPからコピーさせていただきました。
住まいの中から畳が少なくなる中で
畳に触れたことのない若い方が増えていくと思います。
畳の上でごろん、身体が解放される感覚・・当たり前にあった日常の感覚が
ここに泊まることで再発見されます。
ここには外国の方もよく泊りに来るようです。
夕、朝と4つの温泉にゆっくり入りながら、畳と畳職人さんを思いました。
多様化する日本の住まいにあって、畳のある暮らしが見直されるような気がします。
畳を知る、畳に触れる。
家に畳が無くても、このような宿に泊まってみることで
未来の子供たちにつなげたい、残したいもの、ことに出会えると思いました。
帰り際、「職人さんを応援する絵本「絵ことば」たたみやさん編を送らせてください。」
とお願いしてみました。
快く「いいですよ」とのうれしいお返事。
早速帰ってきて送らせていただきました。
梅ヶ島では紫陽花がこれからみたいです。
遅れた今年梅雨、梅の旬、そして畳が楽しみの大野木荘さんでした。