2026年03月03日
第33回技能グランプリを見学してきました。その場の空気に触れる体験”を生み出すために
大阪の「インテックス大阪」をメイン会場とした第33回の技能グランプリを
2日間見学してきました。
熟練技能士たちが真の日本一を競う競技大会
技能グランプリは、熟練技能士たちが年齢に関係なく、技能の日本一を競い合う大会です。
出場する選手は、それぞれの職種について、特級、1級及び単一等級の技能検定に合格した技能士です。
例えば1級技能士ともなれば、職業訓練指導員免許を持っている場合でも1年以上、実務経験のみの場合は7年以上の実務を経験した熟練技能者です。
大会の優勝者には、内閣総理大臣賞、厚生労働大臣賞などが贈られます。
今回の大会記録の様子はこちら、「第33回技能グランプリ」が閉幕しました|厚生労働省
参加者は400~500名が近年の平均のようです。大会の歩みは、gp_ayumi-2023.pdf
昨年秋に見学した技能五輪になかった建築関係の職種が競技種目にありました。
畳職人、瓦職人、石工職人、床、壁仕上げ職人、表具職人、ガラス施工職人、さん等です。

見学する中で、ひたすら石を斫る職人さんの姿が目に入りました。
斫った石の破片が飛ぶので、透明のシートが張られた中で作業されてました。
画像がぼけてみえるのは。防護用透明シート越しに撮ったスマホ画像です。
様々な「はつりのみ」や様々な「金づち」を使って、約30㎝の四角な石を加工していきます。
御影石かなって思いました。固いです。
この四角な石から加工されていきます。
前回大会の石工さんの様子ですがYouTubeにありました。
競技終了後の片付けが早くて完成した様子を見れませんでしたが、このYoutubeでわかりました。
石の加工は、今ではかなりの部分が機械化されているのだと思います。
それでも、こうして石工職人さんの手で仕上げられる石は、幸せだなって感じました。
AIやロボットが驚異の進化を加速していく中で、
人の手が生み出す技、感性、そしてそこに宿る心。
そこから生まれるものづくりの価値は、これからむしろ際立つのではないでしょうか。
人のあたたかさを感じ、そしてその価値に“触れる人”を魅了していく。
そんな現場がまだそこにあり、そこに若い職人さんたちがいる。
石工さんのノミとハンマーが石を打つ、いくつもの響きを聞きながら、
多くの方に知ってほしい。伝えなければと自分に言い聞かせました。
今回、スマホで撮った動画を職人さんの汗と夢のインスタで少しづつ
紹介していこうと思います。是非、フォローをお願いいたします。
見学2日目です。
同じ会場のインテックス大阪では就職説明会も開催されていました。
残念ながら説明会の会場は、技能グランプリの競技エリアの手前にあり、
説明会に訪れた若い方々の視界に競技会の様子は入らなかったと思います。
皆さん、企業ブースの案内パンフレットにクギ付けでした。
ものづくりに関心を持つ学生さんは、きっと少なくはありません。
技能五輪や技能グランプリは、就職活動、自分の未来を探す過程において、
大きなヒントを与えてもらえる貴重な場だと思います。
まるでアスリートのように、しかも見たことがない仕事。
身体と神経を使って一心に作業する姿に感じるものが必ずあります。
一方で、これらは職人技を競う大会でもあり、
見学者の動きによって選手の集中が途切れてしまう可能性もあります。
それでも、見学できる環境を整え、工夫次第でこの貴重な機会を
活かすことはできるのではないでしょうか。
動画や写真では伝わらない、
その場の空気に触れるリアル体験の機会を生み出すためには、
官民が情報を共有し、連携し実践し発信していくことが大切だと感じました。