2023年06月30日
若い大工さんの仕事
焼津の古民家で会合がありました。
そこで1本の柱がやけに目立ちました。
ほとんどの柱や梁、床天井がすすで燻された当時の
雰囲気を出しているのに、その柱だけ一部白木なのです。
よく見ると柱の下部がつないであるのです。
たぶん腐っていた柱を補修したのです。
このような仕事は根継ぎと言われます。
大工技術の一つですが、今ではやれる大工さんが少なくなっています。
聞くと30代?の腕のいい若い大工さんが手掛けたとのこと。
「若い大工さん?」
ベテラン、どちらかと言えば高齢の大工さんの仕事と思ったので
えッつ、って感じでした。
ただ、このような仕事の機会は地元にあってはたくさんあるわけではありません。
このような大工さんに更に腕を磨き頑張っていただくには
仕事がなければなりません。
地域のみんなで、現状を共有し連携して技術と職人さんを支えていかなくては
ならないなとつくづく感じます。