2025年11月13日
建具と桐ダンスの町加茂市で民家フォーラムが開催
日本民家再生協会主催の「民家フォーラムin加茂」に参加しました。
新潟加茂市は、古くからの魅力的な街並みが残されており、京都に似た自然と景観、伝統的な産業や文化が継承されていることから「北越の小京都」と呼ばれています。桐たんすの製造や木製建具の全国シェアは常に上位に位置しています。
と、フォーラムの案内チラシに書かれていました。
木製建具のシェアが全国上位と知り、現在「職人さんの汗と夢」の建具やさん編の制作を進めていることもあり参加希望の申し込みをしました。
加茂と言えば…加茂サッシ・・耳にしたことあるなと検索すると、加茂建具組合のHPに繋がりました。やはり加茂サッシはその組合で製作販売している木製サッシでした。
さらにHPをみていくと、日本の伝統技術が光る組子細工や格天井なども加茂の建具職人さんたちが集まって制作していることもわかりました。間違いない。なおさらに行ってみたくなりました。
加茂市には上越新幹線長岡駅から信越線で約30分です。
越後湯沢付近の車窓からは、静岡ではこれからという色づく紅葉が飛び込んできました。
民家フォーラム会場加茂文化会館の周辺でも新潟の秋の深まりを楽しむことができました。

民家フォーラムは午後からです。前泊し午前中に加茂建具共同組合さんの訪問とプラン。加茂建具共同組合さんは加茂駅から徒歩で10分ほどの場所にありました。
「あれー、シャッターが下ってる」
そうか、「今日は土曜日、組合の事務所は休みか~」でした。でも、いいか、「絵ことば、建具やさん編」が2月ごろには完成するから、それを持って再訪がいいかも」と自分を納得させて民家フォーラム会場に向かいました。加茂市街は駅から半径2Km範囲で広がるコンパクトな街です。加茂市内は歩きで十分目的地に行けるのです。
小京都と言われる加茂市、雁木と古民家が残る街ですが、古い町並みは駅の東側で会場からは反対側でした。これも時間がないので断念。でも、住宅街を歩くのは楽しいです。新旧、家のつくりや屋根に目がいってしまいます。ほとんどが瓦屋根の家でした。ここは雪はそれほど積もらないのかな。
民家フォーラムの1つのテーマは空き家活用でした。
加茂市は人口減少による過疎化が進行して、それに伴って空き家問題が年々深刻化している。そこで何とかしたいという訳ですが、日本はどこも同じような事情を抱えています。みんなの課題です。
フォーラムに参加下さった加茂市長は女性の市長さんでした。市の未来をみんなで描きつくりたいとおっしゃっていました。
新潟の大学生も参加していて様々な提案がありました。世代が混ざり合いながらアイデアを出す、とても大事で有効だと思います。
フォーラムの後の懇親会では「職人さんの汗と夢」の活動を少し話させていただきました。
なぜか、少し緊張して思うように話せませんでしたが、「建具やさん編が完成したらお届けします」と宣言してしまいました。雪が積もる季節に絵本「絵ことば」を届けようと思います。
長岡の駅前のホテルに泊まりました。ホテルの横にお蕎麦屋さんがあり寄りました。
こんな額入り地図が。大正時代の長岡の町の地図でした。

このお蕎麦屋さんがあった場所に赤マークがあります。私は職人さん関係で何かないかなと探しました。染物屋さんが多いな、製氷やさんが数件、そして製材所、木材販売関係が5軒ありました。
森林大国日本ですが地域の製材所は激減しています。この額に入った大正時代の地図は1辺1kmはないと思いますが、その中に5軒の木材店。今は昔なのですはうれしい気持ちにさせられました。
かつては町の中のいたるところに木材やさんが存在し、地域の職人さんや住民の需要に応えていたんだとうなづきました。
長岡の駅には顔認証による改札口の実証実験が行われていました。近い将来紙切符もICカードも不要になるとのこと。
一方、駅の外には長岡花火の尺玉(直径90cm)の模型や米百俵の陶板レリーフがあったりで、新旧何事にも前向きな新潟風土を感じて帰ってきました。