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2023年06月13日

クラウドファンディオングのお礼と職人さんに会いに北陸へ

北陸の家は伝統工法の家も多いし、職人さんも多いと聞きます。

ただ、やはり職人さん不足の課題は大きくなっています。

6月2日 数か月前から予定していた北陸へクラウドファンディングで多大な支援を頂いたお礼と

活動の説明それに、職人さんに絵本を渡すこととお話を聞きに出かけました。

 

6月2日?

「えつ!」・・・ですね。

その日は台風2号に伴う梅雨前線の活発化が予測されていた日です。

5:30に家を出て、9:46分に小松につき、そこから現場や会社訪問予定。

私の為にスケジュールをびっしり組んでいただいていました。

 

行けるかな・・・行きたいな・・・

 

9:46分に到着するにはこれしかない。

雨は小雨、出かけよう。

米原駅で特急しらさぎへ乗り継ぎ。

駅はおだやか。

窓の外は曇空だけどのどかな田園風景が広がります。

 

しばらくして家からショートメール。

「こちらには一部に避難所開設の知らせが来たよ」

「えー」

 

小松には時間通り着きそうだけど不安が次第に大きくなりました。

そして先方の喜多ハウジングさんとのメールのやり取りが増える。

「どこまできたー?」「もう少しです」

小松駅に着くと改札口で担当の今井さんが心配そうな顔で立っています。

改札口を出るや否や

「ごめん、絵本渡して帰るねー」

 

既にUターンすると決めていましたが、駅でどれだけ時間を持てるか。

駅員さんに尋ねると

何と「15分後に名古屋に向かう特急しらさぎ号が最後でその後は運休する」と。

 

「皆さんによろしくお伝えください」

と伝え絵本を渡すのが精いっぱい。

 

「気をつけて帰ってね」「どこかでリベンジだね」「了解」

名古屋駅に着くと東海道線も運休の恐れ。

早く帰る決断してよかったし、

こんな中、まずは何より絵本を手渡しすることが出来たことは良かったです。

 

そして1week、スタッフの皆さんそして職人さんたちが絵本を見てくれて

写真を送ってくれました。

もうすぐ感想やご意見も集まってくるかと思います。

 

自然災害は頻繁になり大型化しています。

家が被災した場合の修復、復旧には職人さんたちの力が絶対に必要です。

 

困ったときには頼らなければなりませんが

熟練の職人さんたちがリタイヤし後継者が少なくなったいま、

すべきことは

困る前に災害に強い家にする、備える・・・

職人さんたちが時間的余裕をもって補強工事が出来るよう依頼する。

そして感謝の気持ちを伝える。

 

次第に雨が強くなっていく様子が新幹線の窓に映る。

その雨に職人さん達を応援しなければの気持ちを強くしました。

 

今回、行きたい気持ちが先走ったドタバタ劇でしたが

得るものも多くありました。